2022/06/04 23:43



KOKOROでは、定期的に”金継ぎ”の受講を開催しております。

手始めにこちらの募集は本漆ではなく簡易的な金継ぎ法、略して”簡易金継ぎ”の受講者募集とさせていただきます。

生漆を使用した”金継ぎ”に関しましては、また別となりますのでよろしくお願いいたします。


簡易金継ぎワークショップ

日程:KOKOROの祝日を除く平日営業日(営業予定日に関しましてはカレンダーをご覧ください)

受講時間:11:00 - 15:00(うつわの状態、修繕内容により時間は変わります。お昼休憩1時間含む)

人数:1日2名まで(要事前申し込み)

金額:¥3,500(受講費・材料費込み)

テキストは受講後にお持ち帰りいただけます。

※ご参加者の持ち物

・うつわ(2〜4片までのワレや小さなカケの陶磁器)

 合計1〜2点まで(出来上がったものを持ち帰るための箱や包む布など

・エプロン(汚れても良い服)

※要事前確認(修繕するうつわのお写真を事前にメールなどで画像確認させていただきます)。

※木工、ガラス、金属などの陶磁器以外のもの、直火にかけるもの(土鍋など)はお断りいたします。

※一輪挿しなど、極端に口径の狭いものや内側に手を入れづらいものは修繕が難しいかと思います。

※前日、当日のキャンセルは固くお断りさせていただきます。


先ずは簡単なご説明から始めたいと思います。

”金継ぎ”とは器のカケやワレ、ヒビを漆・砥の粉・木粉・小麦粉・金属粉などを用いて修復する技術で、

そのサステナブルさと芸術性の高さから、日本はもちろん、海外でも「Kintsugi」と呼ばれ、注目を集めています。


ただ、この”金継ぎ”ですが、本当の漆を使うのでかぶれる可能性が非常に高いことや、湿度管理や温度管理、

即ち乾燥にとても時間を要します。


そのため1度の受講では完結出来かねますので、全体的に”金継ぎ”と流れが似た”簡易金継ぎ”の受講とさせていただきます。


”簡易金継ぎ”とは合成塗料と合成接着剤など、本物の漆を使わずに行う”金継ぎ”風の修繕方法で、

工程としては”金継ぎ”と大きな流れは変わりませんし、同じく手をかければかけるほど綺麗に仕上がります。


大きな違いは接着に漆を使わないため、食器としての安全性が保証されておりません。

そのため、ワレやカケの状態や部位にもよるのですが、日常使用するものではなく、飾りものや乾き物を乗せるもの、

修理部に直接口を付けないものをお勧めいたします。

※複雑なワレは修繕に適しておりませんし、時間内に終了出来ないと思われます。


修繕の大きな流れですが、

①ワレやカケの状態確認

②ワレの場合は断面の接着

③カケの場合はパテによる修繕

ここで休憩いたします(時間)

④パテが硬化していることが確認できたらカッターなどでの削り作業へ移行

⑤ヤスリ(ペーパー)にて整える

⑥うるし風塗料の塗布

⑦完成

パテを貼り付ける作業が終われば休憩とします。

硬化時間におよそ1時間を要しますのでご注意ください。

(硬化時間の間は外出していただいて結構です)

手は気をつけてもどうしても指先は汚れてしまいます。


この”簡易金継ぎ”ですが、可能な限り未経験の方に体験していただければと思っております。

ご興味のある方はCONTACTまたはインスタグラムフェイスブックなどの各SNSアカウントにダイレクトメッセージをお送りください。kokorostore@outlook.jpまで、メールをお送りくださっても結構です。


講習ではご迷惑をおかけする場合がございますが、何卒ご容赦いただければと思います。

誠心誠意お伝えいたしますので、よろしくお願い申し上げます。


※感染拡大防止の観点から、手指の消毒と、マスクの着用をお願いいたします。

※咳や熱、倦怠感などの症状がある方、ご同居されている方に同じような症状がある方はご参加をお控えください。

ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。


KOKORO